片山 靖（かたやま やすし）
慶應義塾大学／理工学部／応用化学科
総合デザイン工学専攻／マテリアルデザイン科学専修
電気化学研究室・教授・京都大学博士（工学）
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https://orcid.org/0000-0002-4057-8398
居室：23 棟 312A 号室
電話：045-566-1561（内線：42341）
E-mail : katayama@applc.keio.ac.jp
研究の概要
イオン液体（室温溶融塩またはイオン性液体）中における電気化学をテーマとした研究を行っています．それらの系における電気化学反応をエネルギー貯蔵・変換（電池，燃料電池）やマテリアルデザイン（めっき，合成）に応用することを目的としています．
- 最近のトピックス
- イオン液体（室温溶融塩）中における遷移金属の酸化還元反応
- イオン液体（室温溶融塩）の難燃性二次電池電解液への応用
- イオン液体（室温溶融塩）の中温作動燃料電池への応用
- イオン液体（室温溶融塩）中における金属電析・めっき
- リチウム二次電池正極材料
- 現在参画している主な研究プロジェクト
- 科学技術振興機構革新的GX技術創出事業・蓄電池・低環境負荷・高特性リチウム硫黄電池の開発（2023.10〜）
- 終了した主な研究プロジェクト
- 戦略的研究基盤形成支援事業・グリーンイノベーションのための分子ナノテクノロジー拠点形成（2012.4〜）
- 次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発・次世代技術開発・「イオン液体電解液を用いたリチウム二次電池の研究開発」（2008-2011）
- 特定領域研究・「イオン液体を用いた新しい表面処理技術」（2005-2009）
- 革新的研究開発推進プログラム（ImPACT）・「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」・分離回収技術開発プロジェクト（2015.4〜2019.3）
- 戦略的研究基盤形成支援事業・グリーンイノベーションのための分子ナノテクノロジー拠点形成（2012.4〜）
著書
- Electrochemical Aspects of Ionic Liquids (2005, John Wiley & Sons, Inc.)
- イオン液体III −ナノ・バイオサイエンスへの挑戦−（2010, シーエムシー出版）
- Electrochemical Properties and Applications of Ionic Liquids (2010, Nova Science Publishers, Inc.)
- レアメタル便覧（2011，丸善出版）
- Electrochemical Aspects of Ionic Liquids, 2nd Edition (2011, John Wiley & Sons, Inc.)
- 電池がわかる 電気化学入門（2011，オーム社）
- イオン液体の科学 −新世代液体への挑戦−（2012，丸善出版）
- 第6版電気化学便覧（2013，丸善出版）
- Electrochemistry of Ionic Liquids - Fundamentals and Applications - (2015, Springer)
- Nanocatalysis in Ionic Liquids (2016, Wiley-VCH)
- イオン液体研究最前線と社会実装（2016, シーエムシー出版）
- レドックスフロー電池の開発動向（2017, シーエムシー出版）
- イオン液体の実用展開へ向けた最新動向（2022, シーエムシー出版）
担当科目
- 学部科目
- 理工学基礎実験（２年生・春学期・科目責任者）
- 物理化学基礎３（２年生・秋学期）
- 電気化学（３年生・春学期）
- 原子エネルギーの科学（矢上総合教育科目・春学期）
- 反応物理化学（３年性・秋学期）
- 応用化学実験C（３年生・秋学期）
- 応用化学輪講（４年生）
- 卒業研究（４年生）
- 大学院科目
- 電気化学特論（修士課程・秋学期）
- 総合デザイン工学課題研究（修士課程・マテリアルデザイン科学専修）
- 総合デザイン工学特別研究第１（修士課程・マテリアルデザイン科学専修）
- 総合デザイン工学特別研究第２（博士後期課程・マテリアルデザイン科学専修）
略歴
| 学 歴 | |
| 1968年7月 | 香川県高松市で生まれる |
| 1981年3月 | 京都市立養徳小学校 卒業 |
| 1984年3月 | 京都市立高野中学校 卒業 |
| 1987年3月 | 京都府立洛北高校 卒業 |
| 1991年3月 | 東北大学 工学部 原子核工学科（現 量子エネルギー工学科 ） 卒業 |
| 1993年3月 | 京都大学大学院 工学研究科 原子核工学専攻 修士課程 修了 |
| 1996年3月 | 京都大学大学院 工学研究科 原子核工学専攻 博士後期課程 修了 |
| 職 歴 | |
| 1996年4月 | 慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 助手 |
| 2001年4月 | 慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 専任講師 |
| 2003年9月～ 2004年9月 |
IME Process Metallurgy and Metal Recycling, RWTH Aachen 客員研究員 |
| 2007年4月 | 慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 准教授 |
| 2014年4月 | 慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 教授 |
| 受 賞 | |
| 2018年1月 | 公益社団法人電気化学会溶融塩委員会「第32回（2017年度）溶融塩賞」 |
| 2020年2月 | 公益社団法人砥粒加工学会論文賞 |
| 2022年2月 | 電気化学会フェロー |
学会活動
- 電気化学会 会員
- 電気化学会関東支部 幹事（1997.2～2002.2）
- 溶融塩委員会 委員（1997.2～）
- 電池技術委員会 委員（2001.12～）
- 編集委員会 委員（2000.2～2002.2）
- 編集委員会 幹事（2005.2～2007.2）
- ＯＡ化委員会 委員（1998.3～2001.6）
- 情報ネットワーク委員会 委員（2001.6～2003.3, 2004.2～2005.2）
- 情報ネットワーク委員会 委員長（2005.2～2007.2, 2007.3～2009.2）
- 評議員（2002.2～2004.2, 2007.3～2009.2）
- www 運営委員会 委員長（2002.11～2005.2）
- 会誌の電子化委員会 委員（2002.11～2004.10）
- 大会学術企画委員会 委員（2003.1～2004.12）
- 産学フォーラム運営委員会 委員（2004.9～2006.2）
- PRiME2012実行委員会 幹事長（2009.11〜2012.2）
- 国際交流委員会 委員（2010.3～2012.3）
- 理事（2011.2～2012.2）
- 業務執行担当理事（2012.2～2013.2）
- 普及委員会 委員（2011.2～2014.2）
- 2011年ISE日本側組織委員会 委員（2011.3～2011.9）
- 男女共同参画推進委員会 委員（2011.4～2013.3）
- 広報委員会（2012.2～2013.2）
- PRiME2016実行委員会 副委員長（2014.2〜2017.2）
- 溶融塩委員会編集委員長（2015.2〜2019.2）
- 普及委員会 副委員長（2014.2〜2016.2）
- 業務執行理事・編集担当（2016.2〜2018.2）
- 普及委員会 委員長（2016.2〜2018.2）
- PRiME2020実行委員会 委員長（2017.2〜2021.2）
- 電池技術委員会 幹事（2017.2〜2023.2）
- 第62回電池討論会 実行委員長（2021）
- 溶融塩委員会副委員長（2019.2〜2021.2）
- 溶融塩委員会委員長（2021.2〜2024.2）
- 関東支部 副支部長（2023.2〜2024.2）
- 関東支部 支部長（2024.2〜）
- 表面技術協会 会員
- 学術委員会 委員（2001.2～2004.2）
- 関東支部代議員（2004.2～2006.2, 2011.2～2012.2）
- 評議員（2006.2～2008.2）
- アカデミー実行専門委員会 委員（2010.9～2011.9, 2012.4-2013.2）
- 日本化学会 会員
- 化学コンクール実行委員会 委員（2002.4～2003.3）
- 化学グランプリ・オリンピック委員会 委員（2006.4～2010.1）
- 化学グランプリ・オリンピック委員会 副委員長（2010.1～2012.1）
- 化学グランプリ・オリンピック委員会 委員長（2012.1～2014.1）
- 日本化学会関東支部 代議員（2009.11～2011.10）
- 日本化学会関東支部常任幹事（2011.2～2013.2）
- Chemistry Letters Associate Editor（2015.2〜2018.2）
- The Electrochemical Society（アメリカ電気化学会） 会員
- ECS Japan Section Secretary (2019.1〜2020.12）
- ECS Japan Section Member at Large（2021.1〜2022.12）
- ECS Japan Section Second Vice-Chair (2023.1〜）
- Physical and Analytical Electrochemistry Division Member-at-Large (2023.1〜）
- 日本原子力学会 会員
- イオン液体研究会 会員
- 世話人（2016〜）